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「照明」にこだわる理由

こんにちは、三重県伊勢市のtoiro施工管理担当のhiroshiです。

普段何気なく使っている「照明」ですが一口に言っても、実はそこには深い深い世界が存在しています。照明選びは、家づくりのキーになる存在だと言ってもいいかも(^^)

今回は、yukiさんにその「照明」選びにこだわる理由について語っていただきました!

この照明がオーナーさまの歴史を作っていく

以前お伝えしたように、(参照:2022年7月19日投稿【「My Book」でオーナーさまと“好きの価値観”を合わせる】)理想の家づくりやかわいいと思う空間、好みのインテリアやグッズだけでなく、そこでどんなことをして過ごすことにわくわくするか・・などいろんなことをお聞きしながら、オーナーさまの「好き」にyukiさん自身「チューニング」することでさまざまなご提案をチョイスしていくのがtoiroの家づくりの大切にしている部分です。

それぞれのオーナーさま、それぞれのお家によってご提案の内容が異なるのは当然として、照明を決めるときは悩み抜いて最終的に2つ程度までしぼってご提案することが多いですが、どのオーナーさまに提案するときも「この照明がオーナーさまの歴史を作っていく」という、考える上でのこだわりがyukiさんにはあります。

ダイニングの照明は家族の要

特にダイニングの照明は、一番のこだわりポイント。

例えば、デンマーク生まれの照明ブランドであるルイスポールセンの「PH5」は、似たデザインで大量生産され、お値打ちに販売している商品もあったりしますが、正規品の「PH5]と廉価版のそれでは光の出方が全く違います。

安心感で包み込むようなその柔らかい光は、設置方法も数センチ単位で設定する必要があるなど、細かな部分までこだわっているからこそ出せる光です。

そんな心地良い照明のもとに、家族が集い、ママが作るホカホカの美味しいごはんを食べながら、

「ねえねえ、今日学校でこんなことがあったよ(^^)」「そうかー(^^)実はパパも会社でこんなことがあってな…」と家族で会話したり、

時にはじぃじやばぁば、ご兄弟やそのご家族と、甘いお菓子でゆったりお茶しながら、「大きくなったねー!お友達はできたかい?」「新しいおうちの住み心地はどう?」とみんなのニコニコが溢れたり

そんなひと時がこの照明を中心に花開くことを想像しながら、そんな家族だけの歴史をいつもこの照明が照らしていたらいいなと思って照明を選んでいます。

個人差の価値観を話し合う

照明はデザインだけでなく実用的な部分も大切です。特にLED電球の色味(簡単に表現すると黄色っぽい温かみのある色、スッキリと爽やかな青白い色、その中間色)は人それぞれ好みが分かれるところ。

オーナーさまとも「この色どう思う?」と細かく確認するようにしています。色の感じ方は本当に個人差が大きいので、yukiさんが思う「明るい」とオーナーさまが思う「明るい」のレベルには、個人差があります。

例えば、同じカフェにいても「ここめっちゃ暗いな」と思う人もいれば、「ちょうどいいやん」と思う人もいますよね。その部分の価値観のすり合わせは大事です。

完成見学会にお打ち合わせ中のオーナーさまをご招待するのは、色味を見てもらったり、明るさについてどう思うかを確認するためでもあります。

「もう少し明るい方が好き」「ちょうどいいくらい」「もっと暗いほうががいいな」など、実際に体感してもらい、価値観を聞くために実際の物件で話すようにしています。

完成見学会がないときのために、toiroの事務所にもいくつか照明をディスプレイしていて、実際の明るさを見ていただけるようにもしています。

照明に限った話ではありませんが、toiroの家づくりではそれぞれの検討ポイントが後悔ポイントにならないよう、価値観のすり合わせを大切にしています。それは家づくりにすっごく詳しい親友であり続けるためのtoiroのポリシーです。