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家づくりとアレルギーのこと

こんにちは、三重県伊勢市のtoiro施工管理担当のhiroshiです。

オーナーさまと家づくりを進めていると、心配な点としてご家族のアレルギーについてご相談を受けることがあります。

お家はご家族が長い時間を過ごす場所なので家づくりの際は、快適で健康に過ごすことができる環境をつくりたいと思う気持ちに寄り添いご提案したいとtoiroも考えています。

そこで今回は家づくりとアレルギーのことについて解説します。

家づくりとアレルギー

アレルギーの原因は様々ですが、症状の多くは住環境の影響によって左右されることが多いです。結露やカビ、ダニなどのアレルゲンの発生を起因とするアトピー性皮膚炎や目や肌のかゆみ、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などの症状が代表的なものですが、ご自身のあるいはご家族のそういった症状と向き合った時、長い時間を過ごす家の中の環境はとても重要です。

アレルギー症状を減らすために家づくりの段階でできることは、断熱性にこだわること。高断熱住宅への住み替えで健康改善が実証されています。

一般的な生活者を対象に「高性能住宅に転居前、転居後の健康状態の変化」を調査した研究があるのですが、断熱性の高い住宅に住み替えたほうが、健康を害する諸症状が出なくなったという回答結果になりました。

室内の気温は18℃以下になると、疾患リスクが高まるという研究データもあり、最低室温を高め、一定に保つことが健康改善のポイントとなるようです。

そして断熱性にこだわったのならその暖かさを逃がさないために気密性にもこだわってほしい。そして気密性の良い住宅では計画換気がとても大事になってきます。

高気密住宅こそ質の高い計画換気を

計画換気とは換気システムなどを用いて、住宅内の空気の流れを、計画的にコントロールするシステムのことです

toiroが採用するスーパーウォールの家の快適な住み心地は「高気密・高断熱構造」「高性能サッシ」そして「計画換気システム」を組み合わせることで生まれます。計画換気システムは常時、住まいの汚れた空気を排出し、フィルターを通してきれいな空気を取り入れることで健康的で快適な暮らし実現します。

SW工法住宅の計画換気システムは暮らしに合わせて3種類のタイプから選択することができますが、toiroではその中でも全熱交換型換気システム「エコエア90」を推奨しています。

その理由として「エコエア90」は、熱回収率が高いのが特徴で、換気による温度の変化を最小に抑えることができます例えば一般的な換気では、給気をする際に外気をそのままの気温で取り込んでしまうため、外気が0℃の場合は0℃の空気が室内に入ってきてしまいます。

その点で、熱回収率90%のエコエア90なら、換気の際に室内の温度(熱)をそのまま逃がさず、外から取り入れる空気に移し替えることで、室温への影響を少なく、家全体の換気を行うことができます。排気と給気の熱交換をすることで、外気を室内温度に近づけた状態で取り入れることができます。換気による熱ロスを抑えることでエアコン効率がよくなり、光熱費削減にもつながり、住み心地もアップとメリットばかり。

さらに高性能なフィルターで、微小粒子状物質PM2.5にも対応し、黄砂やカビの胞子などのレベルと同じ小ささの微小粒子を90%以上捕集。室内の快適な空気を保ちます。

高性能住宅で気密性を高めることで、家中の空気がしっかりと循環するようになり、計画換気の効果も高まります。

計画換気と気密性は、家族の健康を守ります。毎日の生活を彩るおしゃれで可愛い家づくりはもちろん、ご家族皆様の健康という観点からも、長く快適な暮らしのできる工夫も提案させていただけたらと考えています。ぜひお気軽にご相談ください^^

さらに一歩「ZEH住宅のススメ」

toiroでは、一年を通して快適に過ごせるお家環境を目指して、通風・換気の利便を考慮し最適な位置に窓をプランしたり、冬は日差しを取り入れて暖かさを逃がさず、夏は直射日光が入らない工夫をするなど、自然の力を利用する豊富なノウハウを活かしてプランしています。

そんな自然の力を利用して快適に暮らす「パッシブデザイン」こそ、高気密高断熱の高性能住宅なZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅には大切です。

家づくりのプランの段階からこうした手法を取り入れることを決めて、そのための予算を確保しておくことも重要です。

ZEH住宅は一般的な住宅よりも初期費用が高額になりますが、建てた後にかかるコスト「ランニングコスト」を大幅に軽減してくれます。トータルで考えると一般的な住宅よりもZEH住宅の方がお得になります。長く住み続ける家なので、将来を見据えてじっくりと検討しましょう。