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ライフステージに合わせた、家族共有スペースという発想

こんにちは!三重県伊勢市で高性能なデザイン住宅を建てる工務店toiroです。

子どもの成長、働き方の変化、趣味の広がり。
家族のライフステージが変わるたびに、「家の中の使い方」も見直す必要が出てきます。

けれど、その都度場所を作り替えるのは、正直なところ手間もコストもかかりますよね。
今回は、そんな“変化する暮らし”に柔軟にフィットする「家族共有スペース」のつくり方をご紹介していきます。

子どもの成長とともに変化する空間

お子さんのスタディスペース兼オーナーさまご夫婦のワークスペース

「小さい頃はおもちゃであふれてたリビングも、気づけば勉強道具やパソコンでごちゃごちゃに…」
「子どもが巣立ったあとの空いた子ども部屋、なんだか持て余してる」

こんなふうに、家族のライフステージの変化とともに、家の使い方に迷いが出る方は少なくありません。

でもそれ、最初から“変化していく暮らし”を見越して設計できていたら、もっとスムーズだったかもしれません。

「固定された間取り」が柔軟な暮らしを妨げている

よくあるのが、こうした設計の落とし穴

  • 子ども部屋=勉強部屋として設計 → 成長後に使い道がなくなる
  • リビング=くつろぐ場だけに設定 → 作業や学習に不向き
  • 書斎やPCスペースが親専用 → 家族での活用ができない

結果として、家の中で「何をどこでするか」が定まらず、モノも人も散らかる状況に。

だからこそ、今必要なのは“用途を限定しない”柔軟な共用スペースの設計です。

ライフステージに合わせて“育つ”スペースをつくろう

おすすめしたいのが、「家族共有のワークスペース」を住まいの中に1か所、設けておくという考え方。

例えば、

  • 小さい頃は親子の読み聞かせやお絵かきスペース
  • 小学生になれば宿題や調べ学習のスタディコーナー
  • 中高生にはオンライン授業や受験勉強のスペース
  • 大人にとってはテレワーク・家計簿をつけたり趣味の場所

こんなふうに、使う人も目的も変化しながら、家族の中心でずっと活躍できる場所になるんです。

設計段階で以下のポイントを抑えておけば、あとあとまでフレキシブルに使えます。

  • LDKの一角にカウンター+可動棚の造作コーナー
  • ほどよい囲まれ感と、家族の気配が感じられる位置関係
  • 照明・コンセント・収納もまとめて設計しておく

近年“共用ワークスペース”が増えている

最近では、「スタディコーナー」や「ヌック(こもりスペース)」といった共用スペースの人気が高まっています。

理由は明確で、「今使いたい場所」かつ「将来も使える場所」だから。

あるご家庭では、最初はご自身のワークスペースとして使用し、お子さんが成長してからはお子さんの学習スペースとして使用することを想定して、LDKの一角にワークスペースを設計。

コンセントや収納計画もバッチリなため、pcの充電や勉強道具の収納など、ライフステージによって柔軟に対応することができます。

toiroのオーナーさまからもワークスペースは大人気。

下の写真の事例は、造作のキッチン収納兼スタディーコーナー(ワークスペース)です。
お子さまが使う時にはスタディコーナーとして、勉強道具を収納することもできます。
ご夫婦もちょっとしたpc作業ができるように、充電用やデスクライト用のコンセントもしっかり計画しました^^

キッチン収納兼造作スタディコーナー

間取りに“1か所、伸びしろのある場所”を取り入れてみよう

家は長く使うものだからこそ、「今ピッタリ」だけで考えると、後で不便になることも。

ライフスタイルも家族構成も変わるからこそ、“変化を前提としたスペース”があると、住まいはもっと使いやすく、育てやすくなります。

家づくりやリノベーションの際には、ぜひこの「共用スペース」という視点も取り入れてみてください。

toiroはこれまでそれぞれのファミリーに合った家族共有スペースやママ専用スペースなどを提案してきました。
気になる方は下部ボタンから施工例ページをご覧ください!