こんにちは!三重県伊勢市で高性能なデザイン住宅を建てる工務店【toiro】です。
家づくりを考えるとき、「リビング階段って良さそう」と感じる方は多いと思います。
最近は当たり前のように提案される間取りで、子どもの顔が見えるとか、友達の様子がわかるとか、安心につながるイメージがありますよね。
そんなふうに思えるのは、ご家族を大切にしているからこそ。
まずはその気持ちに自信を持ってほしいです。
顔を合わせる=関係が深まる、とは限らない

リビング階段を選ぶ理由として、「家族の会話が増える」「子どもの変化に気づける」といった安心感があります。
でも実際には、リビングを通っても顔を合わせずに素通りする子もいれば、リビングにいても会話が生まれない…なんてことも。
つまり、大事なのは“どこを通るか”ではなく、“どう過ごすか”なのかもしれません。
暮らしやすさの面では注意も必要
リビング階段にはデメリットもあります。
冷暖房の効きにくさ、音が上下に響くこと、プライベート空間が見えやすいことなど、これらが気になって後悔したという声も、決して少なくありません。
家の性能によって軽減できる面もありますが、ライフスタイルに合っていないと、日々の小さなストレスになってしまうこともあります。
つながりをつくる工夫は、他にもたくさん

リビング階段が家族のつながりを深めてくれる場面もありますが、それが唯一の方法ではありません。
日常の中で自然に顔を合わせる仕掛けは、色んなカタチでつくれます。
例えば
- 廊下階段にしつつ、リビングを通って洗面やトイレに行く動線にする
- キッチン横にスタディスペースやワークカウンターを設ける
- 2階ホールに家族共用の本棚やデスクを置いて、自然と集まる場所にする
- リビング近くにファミリークローゼットを配置し、朝夕に顔を合わせる習慣をつくる
無理に流行に合わせる必要はありません。
それぞれの暮らしに合った「わが家らしいつながりのカタチ」を、自由に選ぶことが大切です^^
心地よい暮らしは「階段の位置」より「関係の距離」から
リビング階段を否定するわけではありません。
ただ、顔を合わせやすい=心が通うとは限らない。
だからこそ、空間よりも、どんな時間を過ごしたいかを大切にしてほしいのです。
もし今、少しでも「本当にこれでいいのかな」と感じているなら、それはきっと、ご家族の暮らしを本気で考えている証拠です。
そんなあなたの思いに寄り添って、私たちも一緒に考えていきたいと思っています。
リビング階段について、詳しくは下記画像をタップしてご覧ください▼
