こんにちは、三重県伊勢市のtoiro施工管理担当のhiroshiです。
子育て世帯の皆さまの家づくりにおいては、将来の子ども部屋やリビングなどへのスタディコーナーの設置について検討される方も多いのではないでしょうか。
理想の姿は、お子様が進んで勉強をしている姿ですよね^^
それを叶える自主的な学習を後押しする環境のある住まい。その理想の実現のために家づくりにできることはどんなことでしょうか。
今回は子どもの自主性を伸ばす環境について考えてみました。
リビング学習が前提になっている
住宅において以前は子どもが勉強をするスペースといえば、2階などに独立した子ども部屋を想定するのが自然なイメージだったと思います。私たちが小さい頃も、実家に子ども部屋があってそこで宿題をするイメージがあったのではないでしょうか。
ただし、子ども部屋だと外から様子が見えないということで緊張がゆるんでしまって、結局宿題がギリギリになってしまうこともあったかな。。という方も珍しくないのではと思います。
およそ十数年ほど前、いわゆる難関大学の入学者の勉強法などで、親の目の届く範囲での学習の成果がメディアなどで取り上げられ、リビングなどにスタディコーナーがある間取りが普及したことから、現在では「リビング学習」を前提に家づくりを進めるご家族がほとんどとなりました。
スタディコーナーは収納が大切
子どもが自主的に勉強してくれるようにするためには、家づくりの段階でのスタディコーナーの環境づくりも大切です。学習道具をきちんと収納できるスペースをつくり、子どもが自分でも学習道具を揃えやすく、後片づけをしやすくしてあげる一工夫が勉強に向かう習慣づくりには有効です。
また、スタディコーナーで学習が完結するようにすることで、子ども部屋の学習机も小学校入学のタイミングでは必要なくなり、中学入学や高校受験というタイミングでお子様自身が欲しい机を選ぶという流れになっていくでしょう。
家づくりのタイミングでまだお子さまが小さい場合には、性格や好みに合わせてどんなことにも対応できるようにしておくこともポイントです。
キッチンの近くにスタディコーナーを配置しておくことで、お子さまが自主的に勉強している姿を見守りながら夕飯の準備ができます。
理想的な子育てライフですよね。
使わなくなることを想定する
スタディコーナーは子どもの成長とともに使わなくなります。ライフステージの変化でリビング学習の必要がなくなったときに、奥様の趣味のスペースにしたり、ご主人のPCコーナーにしたりカスタムできるようにしておくのも大切です。
造作で作るスタディコーナーはおしゃれで人気ですが、作り込んでしまうと身動きが取れなくなってしまうので、可変性のあるシンプルなものにするといいでしょう。
そして、よくある失敗事例としては、スタディコーナーのデスクの高さは物を置きやすい高さなので、ついついモノを置いてしまって使わなくなってしまうというお話も聞きます。また、お子さま自身も壁に向かったスタディコーナーで勉強をするよりも、みんなが集まっているリビングテーブルの方が勉強しやすいと感じるかもしれません。
お子様の様子に合わせて常に変化させていく
大事なことは、新築時に決めたスタディコーナーに固執することなく、お子様の様子を見ながら、常に変化させていくということ。
スタディコーナーを対面型にカスタムしてみたり、思い切ってリビングテーブルをスタディデスクとして、その付近に勉強道具の収納を計画しなおしたり。
yukiさんがよく「おうちの完成がゴールじゃない。これからオーナー様ファミリーが色付けしていくんですよ。」と引渡し式の時にオーナー様に語り掛けるのは、こういったことに通じています。
だからオーナー様たちからは収納やカスタムについての相談をよく受けるのでアドバイスさせていただいてます^^
スタディコーナーというカタチで必ずつけなくてはいけないものではないので、ご家族に合わせて検討することをおすすめします。
toiroではオーナーさまご家族それぞれの性格や習慣を考慮したり、ご家族の希望の将来を想像して家づくりのご提案をしていますので、ぜひご相談くださいね。