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【家づくりQ&A】「吹き抜け」って、あるとやっぱり寒いですか?

こんにちは、三重県伊勢市のtoiro施工管理担当のhiroshiです。

家づくり情報収集をしていると、施工事例などで吹き抜けを上手く使ったおしゃれな家を目にすることがありますよね。吹き抜けが室内にあると、広々とした空間の見映えが良く、天井に抜けるような開放感を体感していただけますが、その一方でネット上などには、吹き抜けのある家を建てた方の口コミで「寒くて後悔している…」という意見もちらほら。

最近は住宅性能も上がってきているので、10年、20年前の吹き抜けがある家とは違うのではと思いつつも、結局のところはよくわからないという方は少なくないかもしれません。

今回は吹き抜けについて、toiroでの事例も交え、検討する際のポイントについてまとめてみました。

吹き抜けのメリット

近年のトレンドでは、いわゆる狭小住宅と呼ばれるようなコンパクトに設計する住宅のリビングに、吹き抜けやスケルトン階段を設けることで採光を確保したり、広々空間を設計することで家族が多くの時間を過ごす空間に明るさと開放感もたらすデザインにお施主様の注目が高まっている傾向です。実際にそういったリビングで過ごした際、上方向への抜け感が居住空間を広げ面積以上に室内を広く感じられるはずです。

また1階と2階がひとつの空間でつながっているので、階をまたいでいても呼びかけが容易になったり、家族同士のコミュニケーションがとりやすいのも実はポイントの一つです。

吹き抜けは寒い?

ズバリ、断熱性の高い高性能住宅であれば、吹き抜けがある間取りでも室内の暖かさを保つことが可能です。toiroではLIXILのスーパーウォール工法(SW工法)を採用して高性能住宅を建てているので、すぐれた気密・断熱性で部屋の温度差を少なくし一年中快適に過ごせる家づくりを実現しています。

スーパーウォール工法(SW工法)についてのくわしい内容はこちら(メーカーサイト:LIXILスーパーウォールについて)

(参考ブログ:2022年8月18日ブログ【高気密・高断熱・高耐震のスーパーウォール工法を採用しています】)

また吹き抜けであればシーリングファンの設置も室温を保つ上で効果的です。上昇気流と下降気流を上手く調整して部屋中の空気を循環させることで、エアコンへの負荷が軽くなり、省エネにもつながるアイデアです。

toiroオーナー様の口コミ

先日toiroのインスタライブにて吹抜けを採用されたtoiroオーナー様と座談会をした際に「吹き抜けって寒いってよく言われるけど実際住んでみてどうですか?」と、直球に質問してみました。

エアコンを朝一時間くらいつけてその後は切ってしまうか風速「弱」で運転してるだけで全館空調かな?ってくらい2階のトイレまであったかくて快適です!」と大満足のご様子でした(ライブ開催時は1月)

ライブでのインタビューの内容はまた別の記事でご紹介したいと思います!

吹き抜けのご感想などをお伺いした記事はこちら▲

高性能住宅の吹き抜けについて

高性能住宅は遮音性も高く、外からの声や音の侵入を防ぎやすいのが特徴です。ただし内側の音は響きやすいので吹き抜けを作るときは音の響き方に注意しましょう。

例えば、寝室やワークスペースなどを2階に作る場合に、1階の音が響いて気になってしまう…ということも考えられます。それは吹き抜けだけでなく、スケルトン階段を設置した場合も同様なので、実際の生活を想像しながら、その際発生する音の大きさについてもイメージして考えておくと安心です。

toiroではいろいろなお話をお伺いすることでオーナーさまの暮らしを想像して家づくりを進めています。細かな部分まで一緒に考えていきますので、なんでもご相談くださいね。